iPhone VoiceOver で「戻る」操作を効率的に実行する

iPhone の大画面化が進む中、左上の戻るボタンに指が届かないなんて声を良く耳にします。
VoiceOver をメインに使ってる人は画面が大きいのと小さいのはどちらが使い易いのでしょうか。
VoiceOver を使うとボタンに指が届かなくても、ボタンにフォーカスが当たってさえいれば画面の何処ででもダブルタップでボタンを実行するという裏技が使えます。

そこで、いかにして VoiceOver で効率良く「戻る」を実行するかを独断と偏見で検証します。
使用機種は iPhone SE iOS 12.1

スクラブジェスチャー

画面を2本指でこする様に1往復半します。上下左右どちらからでも1往復半すれば実行されます。

わざわざ iOS でジェスチャーを用意してくれているのは結構ですが、両手を必要とする上にかなり大きな動作。
頻繁に使うであろうジェスチャーなのに何故こうなった。
時々思い出して使っては一発で戻る事に感動し、便利だなと思いつつまた使わなくなる。そんなジェスチャー。

ローターの見出しジャンプ

見出しが設置されていれば、一番上の見出しまで上フリックで移動し、左フリックで「戻る」ボタンへ。
ただし、見出しが多いと最初の見出しまで中々辿り着けません。
この機能が本領を発揮するのはWeb閲覧時。検索結果画面やページの見出し間の移動で使うと便利です。

ローターの縦方向のナビゲーション

上下左右フリックで縦横無尽に移動出来ます。勢い余って「戻る」を飛び越えてステータスバーに突入する事も。
アクションのある項目でも無視して突き進んで行ったりと手に負えない事が有りますが、キーボード入力画面で使うと中々便利です。

ローターのコンテナジャンプ

コンテナとは何ぞや?
分からなくても大抵上フリック2回で「戻る」ボタンに辿り着けます。
大きなブロック・パーツ間を移動するイメージでしょうか。これで画面一番下までジャンプ出来ればもっと使えるのですが。
ちなみに、画面下端を4本指でタップすると一番下までスクロール出来ます。難易度高すぎ。
もうローターに 戻る/進む のアクション追加してくれませんかね。

ジェスチャをカスタマイズする

iOS 13 ではジェスチャーをカスタマイズして割り当てを変更出来る様になりました。
iOS VoiceOver のジェスチャをカスタマイズする
この機能を使って、「エスケープ」や「最初の項目に移動」を任意のジェスチャーに割り当てると戻る操作が格段に楽になります。

VoiceOver のスクロール操作についてはこちらのページへ
iOS VoiceOver の画面スクロール操作の Tips