iPhone iOS VoiceOver の文字入力方式・入力モード

iPhone iOS VoiceOver を使ってソフトウェアキーボードで文字入力する際の入力方式を変更する事が出来ます。
使用するキーボードは「設定」アプリを開き「一般」→「キーボード」より選択出来ます。

VoiceOver の文字入力モードの切り替え

入力モードを切り替えるには、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「入力モード」
iOS 13 では「設定」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「入力」と進み、任意のモードを選択します。
又、「VoiceOver」の「ローター」の設定で「入力モード」を選択して置くと、キーボードが表示されている時にいつでもローターアクションを使って入力モードを切り替える事が出来ます。

標準入力モード

VoiceOver の通常操作と同じ感覚で入力するモードです。
キーにフォーカスを合わせ、ダブルタップで決定します。
かなキーボードでは、あ行ならダブルタップで「あ」さらに続けてタップで「い」が入力されます。
又は、「あ」を指で押さえたままもう一本の指で画面をタップし続ける事でも同じ動作になります。この方法は「スプリットタップ」と呼ばれています。
更に、キーにフォーカスを当て、ダブルタップしたまま押さえたままにすると上下左右にキーが展開され、フリック入力の様に使えます。
ダブルタップもスプリットタップも、目的のキーにフォーカスが当たってさえいれば、画面の何処をタップしても構いません。

タッチ入力モード

キーから指を離した時に入力するモードです。
画面上を指を滑らせて目的のキーを探し、指を離すとそのキーが入力されます。
目的のキーの上で指を押さえたままにすると上下左右にキーが展開され、指をスライドさせて離すと、その文字が入力されます。

直接入力モード

キーを1タップで直接入力するモードです。
VoiceOver オフ時の通常操作に近い操作感になりますが、全く同じという訳では無くハイブリッド方式となっています。
指を滑らせて目的のキーを探し、その位置でタップ、又はキーボードの外でダブルタップする事でも入力出来ます。

かなキーボードでは、「設定」→「一般」→「キーボード」の「かな」の設定で「フリックのみ」をオンにすると、ホールドした時のキー展開の待ち時間が長くなり、誤入力しにくくなりますが、スプリットタップが使えなくなります。
逆にキー展開が遅いと感じる場合は「フリックのみ」をオフにして下さい。