iOS VoiceOver の画面スクロール操作の Tips

iPhone iPad で VoiceOver をオンにすると、操作が全て一手間増えてしまいます。
画面スクロールは特に操作性が悪くなると感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな画面スクロールを状況に合わせて使い分けると少し便利になるかもしれません。

3本指でスワイプ

VoiceOver でスクロールする基本的なジェスチャー。
表示画面毎にスクロールされてしまうので、画面を少しスクロールさせたいという時には不向き。
指を3本も使うジェスチャーなので、操作性の悪さの一因にもなっています。

ダブルタップしてスワイプ

画面をダブルタップして押さえたままにし、効果音が鳴ったら上下にスワイプすると通常時と同じ様にスクロール出来ます。
連続して使おうとすると、効果音が鳴るまでの待ち時間がもどかしい。
間隔を調整出来れば良いのですが、片手でもスクロール操作が出来るので便利です。

目次索引をフリック

連絡先のアプリ等で画面右端に目次索引のスクロールバーが用意されている事が有ります。
タップして「調整可能」と音声が流れたら上下にフリックすると、五十音順・アルファベット順に見出し移動が出来ます。

ローターオプション

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ローター」
iOS 13 では「設定」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ローター」で使いたい項目を追加して実行します。
特に「見出し」の項目を追加しておくと、アプリ内やネット閲覧、索引移動等で幅広く使えます。

その他ジェスチャー

画面の下端を4本指でタップすると一番下までスクロールします。
上部のステータスバーをタップして選択した状態で、画面をダブルタップすると一番上までスクロール出来ます。
iOS はバージョンや機種、アプリによってジェスチャーが変わったり、使えなくなったりするので自分の環境に合ったものを都度選んで下さい。
iOS 13 では、VoiceOver のジェスチャをカスタマイズする事が可能になりました。