iPhone iOS VoiceOver の Bluetooth キーボード操作

iPhone を VoiceOver 機能を利用して外付け Bluetooth キーボードで操作する方法を実際に検証しつつ更新しています。

基本的には VoiceOver をオンにし、「Control キー + Option キー( VoiceOver キー / VO キー )」と組み合わせて操作します。
「VO キー」は Windows キーボードの場合、「Ctrl + Alt」もしくは「Ctrl + Win キー」とキーボードの仕様によって異なります。

通常は VO キー を押さなくても良い様に VO キー を押した状態で簡易ロックするモードで操作するのが良いと思います。
状態を確認するには「← + →」を同時に押し「クイックナビゲーション」がオンとなればロックされている状態です。
ここではクイックナビゲーションがオンの状態でのキーボード操作を記述します。また、クイックナビゲーションがオンの状態でも VO キー と組み合わせる操作が必要な場合が有ります。

汎用的なキー操作

ホーム画面やアプリ内で広く使える汎用的なキー操作です。

ショートカットキー
説明
← or →
項目間を移動
↑ + ↓ or VO キー + Space
選択/決定
← + ↑ or ↑ + →
ローターのアクションを切り替える
↑ or ↓
ローターのアクションを選択/実行
補足:選択している項目によって自動的にローターアクションが切り替わる場合が有ります。
VO キー + S
VoiceOver の消音 オン/オフ
VO キー + H
ホーム画面を表示
VO キー + H (2回)
マルチタスクを表示
VO キー + PageDown
コントロールセンターを開く
VO キー + M
ステータスバー間を移動
VO キー + Home/End
ホーム画面上でページ移動する
Ctrl + ↑ or Ctrl + ↓
一番上/一番下の項目へ移動
VO キー + A
選択位置から読み上げ
VO キー + B
先頭から読み上げ
補足:Ctrl で一時停止、もう一度 Ctrl で読み上げを再開します。
VO キー + I
画面内に表示されているアイテムをリスト表示する
Esc
キャンセル/戻る
VO キー + K
キー操作ヘルプを表示

私の環境ではどうやっても通知センターは開けませんでした。残念。

ナビゲーション操作

アプリ内やWeb閲覧時にナビゲーションキーに対応した項目へジャンプする事が出来ます。Shift キー との組み合わせで1つ前の項目へジャンプします。

ショートカットキー
説明
B
ボタンへジャンプ
C
フォームコントロールへジャンプ
H
見出しへジャンプ
I
イメージへジャンプ
L
リンクへジャンプ
M
現在と同じ項目へジャンプ
R
テキストフィールドへジャンプ
S
テキストへジャンプ
T
テーブルへジャンプ
W
ランドマークへジャンプ
X
リストへジャンプ

テキスト編集のキー操作

Alt と記載の箇所は Mac キーボードではコマンド? 以下は私の環境でのキーになります。

ショートカットキー
説明
VO キー + Shift + C
直前に読み上げた文章をコピー
Alt + C
選択範囲をコピー
Alt + X
選択範囲を切り取り
Alt + V
貼り付け
Shift + →
範囲選択する

このリストについて

ここに記載したキー操作は全てではありません。
膨大な量になり返って分かりにくくなるので、主要なものを抜き出し、更に私が実際に動作が確認出来たものだけを記載しています。
環境によって動作に違いが生じる可能性が有る事をご了承下さい。