VoiceOver とズーム併用時は3本指ジェスチャーが変わる

iPhone iPad で VoiceOver を利用している方は、ズーム機能を併せて使っているケースも多いと思います。
3本指でのジェスチャーがズーム機能のオン/オフで変わるので戸惑う方もいるのではないでしょうか。

VoiceOver の3本指ジェスチャー

通常の3本指での複数回タップのジェスチャーには次のものが有ります。

3本指で1回タップ → 現在フォーカスのある位置情報等の読み上げ
3本指で2回タップ → 読み上げの一時停止/再開
3本指で3回タップ → スクリーンカーテンのオン/オフ
3本指で4回タップ → 直前に読み上げた音声をコピー

ズーム機能併用時のジェスチャー

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ズーム」
iOS 13 では「設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」をオンにしている場合、3本指の2回タップがズーム機能のオン/オフに割り当てられます。
VoiceOver の3本指での2回以上のタップジェスチャーはそれぞれプラス1回タップが増えます。

3本指で1回タップ → 現在フォーカスのある位置情報等の読み上げ
3本指で2回タップ → ズーム機能の開始/終了
3本指で3回タップ → 読み上げの一時停止/再開
3本指で4回タップ → スクリーンカーテンのオン/オフ
3本指で5回タップ → 直前に読み上げた音声をコピー

ズーム機能をオンにしていると、3本指でタップした時にフォーカスが外れる確率が高くなり、操作性が落ちます。
特に5回タップしてコピーするジェスチャーは、フォーカスが外れると直前に読み上げる項目が変わり、かなりの確率で失敗します。

3本指でリズム良く5回タップとか何かのゲームかと思わせられますが、決して面白くないというのが残念。
iOS 13 ではジェスチャーをカスタマイズして割り当てを変更出来る様になりました。
iOS VoiceOver のジェスチャをカスタマイズする