着信音量を保ちつつ iPhone VoiceOver の音量調節をする

iPhone は様々な音量が連動しつつ、また独立して動作します。VoiceOver もまた個別に音量調整をする事が出来ます。
メイン音量、着信音量、VoiceOver の音量とご自分に合った音量バランスを探してみて下さい。

着信音量を固定する

着信音量と VoiceOver の音量は音量ボタンを押した時のメイン音量と連動しています。
ここから着信音量を切り離し、常に一定の着信音量に固定する事が出来ます。

設定アプリを開き「サウンド」をタップ「ボタンで変更」をオフにし、音量のスライダーで希望の着信音量に合わせます。
VoiceOver 使用時はスライダーにフォーカスを合わせ、上下フリックで音量調整出来ます。

これで音量ボタンを操作しても着信音量は指定した音量で固定されます。

ローターに音量を追加

VoiceOver の音量を個別に指定する設定はローターにしか無く、ローターでの項目に「音量」を追加する必要が有ります。
「設定アプリ」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ローター」
iOS 13 では「設定」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ローター」で「音量」を選択しローターに追加します。

VoiceOver の音量調節

画面でダイアルを回す様に2本の指を回転させ、ローターオプションを「音量」に合わせたら指を離します。
ここで上下フリックすると VoiceOver の音量を 0% ~ 100% の間で調整する事が出来ます。

この音量はメインの音量、音量ボタンやコントロールセンターで調整した音量をベースに上乗せされる様に動作します。
VoiceOver の音量を完全に独立させて固定する事は出来ないので、メインの音量と VoiceOver の音量を両方調節しつつ丁度良いバランスを見付けて下さい。

また「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「オーディオ」
iOS 13 では「設定」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「オーディオ」の「オーディオダッキング」をオンにすると VoiceOver の読み上げ中に同時に流れる他の音量を下げ、VoiceOver の読み上げを聴き取り易くする事が出来ます。

iOS 13 では VoiceOver の音声とサウンドエフェクトを切り離して管理出来る様になりました。
iOS VoiceOver のサウンドエフェクトを制御する

メインの音量を指定した値に戻すボタンを作るにはこちらのページも参考に
iPhone のウィジェットに音量をリセットするボタンを置く