PC-Talker 10 ユーザー補助

代替キーと拡張コマンド

Ctrl+Altコマンドの代替キー

PC-Talker のコマンドでは Ctrl + Alt キーの組み合わせが多く使われています。
Ctrl + Alt を同時に押す代わりに代替キーを「Ctrl」「Shift」「使用しない」の中から選択出来ます。
「Shift」を選んだ場合、「Shift」の全文読みが反応しない不具合有り(PC-Talker 10 バージョン:2.17)

代替キーを押す回数

代替キーを「Ctrl」か「Shift」にした場合、そのキーを連続で押して有効にする回数を「1回」「2回」「3回」の中から選択します。
「2回」にした場合、「Ctrl + Alt + F12」を実行するには代替キーを2回押してから F12 を押します。

代替キーが有効になったときの通知方法

代替キーを設定回数分押した時にコマンド入力が有効になった事を通知する方法を選びます。
「音声ガイド」 コントロール オルトと音声ガイドします。
拡張コマンドが有効になった時は、プラス 拡張と音声ガイドします。
「ビープ音」 ピッピッと音が鳴ります。
拡張コマンドが有効になった時は、低音でピッと音が鳴ります。

拡張コマンドのショートカットキー

PC-Talker には「Ctrl + Alt + Windows キー」を使用する拡張コマンドが有ります。
Windows キーの無い日本語キーボードでも使えるように拡張コマンドを「Ctrl + Alt + Windows キー」又は「Ctrl + 無変換キー」から選択出来るようになっています。
「Ctrl + Alt + Win + F12」を実行するには代替キーの設定回数分 +1 回代替キーを押してから F12 を押します。

マウス補助

マウスカーソルを読み上げる

マウス操作でマウスカーソルのあたった項目の内容を読み上げます。
HTML の記述によってキーボード操作で読み上げる内容と若干違う事が有る模様。
ショートカットキー:「Ctrl + Alt + _」で切り替え

弱視者・開発者向けのオプション

「視覚的ユーザーインターフェースの変更」を開くと詳細な設定が出来ます。

視覚的効果

マウスカーソル位置へ 十字線を表示する

マウスカーソルを見失わないよう、マウスカーソル位置で交差する十字線を表示します。

十字線の色

十字線の表示色を選択します。

十字線の透明度

十字線の透明度を 0% ~ 90% の間で選択します。
透明度が大きくなる程、下の画面が鮮明に見えてきます。

十字線の中心に照準円を表示する

十字線の交差する位置に円を表示します。
「マウスカーソル位置へ 十字線を表示する」にチェックを入れていないとこのオプションは使えません。
ショートカットキー:「Ctrl + Alt + Win + _」で十字線と共にオン/オフ

照準円の色

照準円の表示色を選択します。

照準円の透明度

照準円の透明度を 0% ~ 90% の間で選択します。
透明度が大きくなる程、下の画面が鮮明に見えてきます。

現状、照準円のみを表示する事が出来ません。照準円のみを使いたい場合は十字線に薄い色を選び、透明度を 90% にする方法が最も近い使い方だと思われます。
又、この機能を必要としているユーザーは弱視、ロービジョンといった方が多いかと思います。
そういったユーザーの中には拡大鏡を併用している方もいると思いますが、この十字線と照準円が非常に邪魔になります。
拡大鏡には映り込まない様に、マウスカーソル周辺の十字線を消す、照準円の直径を広げる等のオプションを考えて欲しいものです。(PC-Talker 10 バージョン:2.17)

フォーカスの強調枠を表示する

フォーカスのあるウィンドウやコントロールを囲む強調枠を表示します。

強調枠の色

強調枠の表示色を選択します。

強調枠の透明度

強調枠の透明度を 0% ~ 90% の間で選択します。
透明度が大きくなる程、下の画面が鮮明に見えてきます。

仮想カーソル移動時の注目枠を表示する

仮想カーソル位置の文節や段落を囲む注目枠を表示します。
現在読み上げている部分を確認するのに役立ちます

注目枠の色

注目枠の表示色を選択します。

注目枠の透明度

注目枠の透明度を 0% ~ 90% の間で選択します。
透明度が大きくなる程、下の画面が鮮明に見えてきます。

十字線 と 枠線の幅

十字線、強調枠、注目枠の線の太さを「標準」「やや太い」「太い」の中から選択します。

ヘルプメニューの視覚的効果

「Ctrl + Alt + Win + F12」で実行する PC-Talker のコマンドヘルプの表示を調整出来ます。

ヘルプメニューの拡大率

ヘルプメニューの文字拡大率を選択します。

ヘルプメニューの表示色

ヘルプメニューの表示色を選択します。

ヘルプメニューの透明度

ヘルプメニューの透明度を 0% ~ 90% の間で選択します。
透明度が大きくなる程、下の画面が鮮明に見えてきます。

サポート・開発者向けの支援機能

音声キャプションを表示する

PC-Talker の読み上げ内容が音声キャプションのウィンドウへリアルタイム表示されます。
開発者が自身のウェブページや開発アプリのアクセシビリティ検証を目的とした支援機能です。

点字キャプションを表示する

点字ディスプレイ機器を使用時、表示中の点字と原文テキストが点字キャプションのウィンドウへリアルタイム表示されます。
点字ディスプレイ利用者をサポートする為にどのように点字表示されているかの確認に役立つ機能です。

キャプションの拡大率

音声、点字キャプションの文字拡大率を選択します。

キャプションの表示色

音声、点字キャプションの表示色を選択します。

キャプションの透明度

音声、点字キャプションの透明度を 0% ~ 90% の間で選択します。
透明度が大きくなる程、下の画面が鮮明に見えてきます。

起動・初期化

Windows起動時に PC-Talkerを自動起動する

自動起動するように設定します。

設定の書き出し

PC-Talker の現在の設定値をファイルに書き出して保存する事が出来ます。
ファイルの拡張子は「.prof」で保存されます。

設定の取り込み

「設定の書き出し」で保存した .prof ファイルを取り込むとファイルの設定値に復元出来ます。

設定値を出荷時の状態に戻す

実行すると PC-Talker をインストール直後の初期状態に戻します。