iPhone iPad の VoiceOver 使用時のテキスト編集の Tips

公開日2018年9月11日更新日

iPhone iPad で VoiceOver を使って文章を作成する際は通常時と編集方法が大きく異なります。
文章の作成中に途中の文字を削除したい。または、文字を挿入したいといった時に、その位置にカーソルを移動させる方法が分かりにくいかもしれません。

カーソルの移動

テキストフィールド内に「ABCD」という文を入力したとします。
テキストフィールドをダブルタップする度に、カーソルは先頭と末尾を移動します。

また、上下フリックする度に1文字ずつカーソルが左右に移動します。
末尾にカーソルがある状態で上にフリックすると C と D の間にカーソルが移動し、もう一度上にフリックすると B と C の間に移動します。
ここで削除を実行すると B の文字が削除され「ACD」となります。

文字削除と挿入

削除される文字はカーソルの前の文字、左隣の文字であり、カーソル移動時に読み上げられた文字ではない事に注意して下さい。
今回の場合、「D」→「C」と読まれた後、削除を実行するとカーソルの左の文字「B」が削除される事になります。
逆に先頭から「A」→「B」と移動した場合は最後に読まれた「B」がそのまま削除されます。

文字を挿入したい時もカーソルを移動した状態で入力すれば、その位置にそのまま挿入する事が出来ます。

ローターの設定

文章がある程度長い場合、目的の位置まで1文字ずつ移動するのは大変です。そんな時はローター機能が便利です。
ローターを使うには、画面でダイアルを回す様に2本の指を回転させます。ローターオプションが読み上げられるので、使用したいオプションが読み上げられたら指を離します。

この項目は「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ローター」で追加・削除が出来ます。
ローターの表示項目で予め「文字」「単語」「行」を追加しておくとテキスト編集が便利になります。

単語・行の移動

編集操作に戻り、ローターで「単語」を選ぶと上下フリックした際に単語単位でカーソルが移動します。
しかし、この単語の判定は日本語では不正確なので2~4文字程度ずつ移動する位の認識で良いかもしれません。

ローターで「行」を選択すると上下フリックで行単位で移動します。
こちらは改行までを1行と判定している様で、改行の無い文章だと使えませんが、送られて来たメッセージを読み返す際等に目的の行まで移動するのにも便利です。
目的の行まで移動したらローターオプションで「文字」を選択し、そこから1文字ずつ読ませる事も出来ます。

フリーカーソル移動

3D Touch 機能でフリーカーソル移動する事が出来ますが、iOS 12 では 3D Touch に対応していない iPhone SE でも長押しで代用出来る様になりました。

キーボードの空白キーを長押しして、左右に指を滑らせる事でカーソルを移動する事が出来ます。

タッチ入力モードではキーの上で指を止める事で長押しの判定になります。
標準入力モードではキーをダブルタップしたまま指を離さない事で長押し判定になります。

また、空白キーが端に有って指が画面端まで行ってしまう場合、空白キーを選択した状態で、画面中央をダブルタップしても同じ様に判定されます。
これは、入力する時も同じで、キーを選択していればキーの上でダブルタップする必要はありません。

主に基本的なカーソル移動に焦点を当てましたが、移動と削除・挿入が出来れば簡単なメッセージのやり取りには困らなくなるのではないでしょうか。
ここでつまずいている方のお役に立てれば幸いです。