Firefox とスクリーンリーダー併用で起こる不具合対策

NVDA や PC-Talker 等のスクリーンリーダーを利用して Firefox を使うとレスポンスの低下や先頭の数文字が2回読まれるといった不具合が起こる事が有ります。
Firefox がアップデートで64ビット化とマルチプロセスに対応しパフォーマンスが向上しましたが、これとスクリーンリーダーとの相性が悪い様です。
スクリーンリーダーを利用していて Firefox がパフォーマンス低下を起こしている場合は次の設定を確認してみて下さい。

スクリーンリーダーで起こる不具合対策

Firefox のアドレスバーに「about:support」と入力し
マルチプロセスウィンドウ 1/1 (規定で有効)
となっている事を確認。

アドレスバーに「about:config」と入力し、危険性を承知の上で先に進み
検索窓に「browser.tabs.remote」と入力
browser.tabs.remote.autostart
browser.tabs.remote.autostart.2
browser.tabs.remote.force-enable
の3つの設定を探し、真偽値を全て "false" にする。

値はダブルクリックするか選択して Enter で変更出来ます。
設定が無い場合は右クリック、もしくは Shift + F10 で新規作成で真偽値を選び設定名を入力して「OK」

※Firefox 68 よりマルチプロセスが強制になり、この設定をしても無効化は出来なくなりました。

動作確認

アドレスバーに「about:support」と入力し
マルチプロセスウィンドウ 0/1 (無効)
となっていれば成功。

試しに何か検索し、レスポンス速度や2回読まれるといった不具合が解消している事を確認して下さい。
又、スクリーンリーダーを使う等の特別な理由が無いのなら、パフォーマンスが低下する可能性があるので注意して下さい。