Windows 10 キー入力判定の時間を調整する

震え等で、キーを連続して押してしまったり、キーから指を離すのが遅れてキーが繰り返し操作されてしまうといった誤操作が有る場合、これを防ぐアクセシビリティ機能として「フィルターキー機能」が有ります。

フィルターキー機能の設定

フィルターキー機能を有効にするには、「スタート」→「設定」→「簡単操作」→「キーボード」の「速いキーボード操作または繰り返しのキーボード操作を無視して、キーボードの入力の間隔を変更する」をオンにします。
「フィルター キー機能を起動するショートカット キーを許可する」をオンにすると、右 Shift キー8秒間長押しでフィルターキー機能のオン/オフが出来る様になります。

「タスク バーにフィルター キー機能のアイコンを表示する」をオンにすると、フィルターキー機能が有効時にタスクバーにアイコンが表示され、アイコンをダブルクリックする事でフィルターキー機能の設定ページが開ける様になります。

「キーが押されたときや入力が認識されたときに音を鳴らす」をオンにすると、フィルターキー機能が有効の時に、キー判定がサウンドでも確認出来る様になります。

フィルターキー機能では、使用に合わせて以下の大きく3つの設定が出来ます。

バウンス キー機能をオンにして、同じキーを複数回押した場合に追加のキーボード操作に応じる前に待機する

この機能を有効にすると、同じキーを連続で押しても同じ操作が無効になります。
「繰り返されたキーボード操作に応じるまでの PC の待機時間を選択する」で繰り返し操作が可能になるまでの時間を設定します。

スロー キー機能をオンにして、キーボード操作に応じる前に PC を待機させる

この機能を有効にすると、キーを一定時間押し続けないとキーの入力判定が行われなくなります。
「キーボード操作に応じるまでの PC の待機時間を選択する」でキーが認識されるまでの時間を設定します。

キー入力の間隔をオンにして、キーを押し続けているときに繰り返されたキーボード操作を遅らせる

この機能を有効にすると、キーを押し続けた時のキー操作のリピート間隔を調整出来ます。
「キーボード操作の最初の繰り返しに応じるまでの PC の待機時間を選択する」で2回目のキー操作までのリピート間隔を調整します。
「以降のキーボード操作の繰り返しが認識されるまでの待ち時間を選択する」で3回目以降のキー操作のリピート間隔を調整します。